ちょっと古いキットですが、BB戦士239 シャイニングガンダムです。このキットを一言で表現するなら「過剰」といったところでしょうか。あらゆる部分でBB戦士とは思えない出来。正直言って驚きです。 色分けはかなり完璧に近いと言えるでしょう。特に胸まわりの色分けは良く出来ています。ちょっと頭身高め&頭が潰れている感がありますが、そんなことは些細なこと。このキットの真髄はアクション&ギミックにあるのです。 こんな具合に蹴りも可能。このポーズBB戦士としては異例の腰アーマーの可動と、脚が腰サイドアーマーに接続されているという驚きの構造によって初めて可能となるのです。こんな事を思いつくのは一体どんな人なんでしょう。一度顔を拝んでみたいものです。 ただ、ここに関しては少々関節が緩めで保持力が足りない感があるので、瞬着などで調節してやるのが良いでしょう。 ちなみにこのキット、手はクリアーグリーンのものしか入っていません。ちょっと不満な部分ではあります。 「お前が銀色の脚なら、俺は黄金の指だあぁぁっ!」というわけで当然バトルモードにも変形可能。BBならではの頭の大きさを活かして差し替えなしで変形します。もっとも設定と形状が違うなどの問題もありますが…。 「俺のシャイニングガンダムっ、スーパーモードだあぁっ!!」さらにスーパーモードへ変形。スネ横のバーニアが開かない以外は全てフォローされています。足の変形まで可能とは思いませんでした。こんな部分BBなら変形しなくても許されそうなものを…。 肩の展開部が頭にぶつかって下がってくるのが少々鬱陶しいです。ロックできるようになっていれば嬉しかったかも。 ビームソードは手首と一体成型。肩が前方にスイングするおかげで両手持ちっぽくもできます。肩アーマーは肩にボールジョイントで接続されていますが、意外と動かないのが難点。普通の接続で良かったのでは? 「愛と怒りと悲しみのぉぉ!シャァイニングフィンガーソォォドっ!!」うーん、遊び甲斐のあるキットだ。 コアランダーは分離可能ですが、変形は不可。ま、どうでもいい所かな? MGのGガンダムシリーズとは手首の規格が同一なため、そちらから手首を流用することもできます。でも、握り手くらいは普通に付けて欲しかったよね。 この手首の主についてはいずれ別の機会にでも…。 ちゅーことで、いくつか文句も言いましたが、これで600円なら安いものです。BB戦士としてはオーバークオリティーもいいところ。それだけに、結局これとゴッドだけで終わってしまったのは残念。この仕様でマスターやシュピーゲル、それにノーベルあたりも欲しかったな…。
by h-saki-09
| 2004-10-04 23:45
| ガンプラ
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